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みんなで271te project

012 担い手)浦川康弘 -KUHON-

012 未来手)内田翔太 -金丸小6年生-


浦川「浦川康弘(ウワカワヤスヒロ)と申します。ここ商店街の中のKUHON(クホン)と言うお店で筑後川流域エリアで選び抜かれた商品を売ったり、商店街沿いにおいてある古本を売ったりしています。」

しょうた「内田翔太( ウチダショウタ)と言います。金丸の6年生です」


浦川「しょうたくん。夢とかないのか?」

しょうた「夢(笑)まだ、とくにないです!」(※どうやら友達にはDJとかゲーマーとか言っているらしい)

浦川「そうかぁ〜!」


しょうた「おじさんは僕くらいの頃、どんな遊びをしてましたか?」

浦川「ん〜。しょうた君くらいの頃は、どんな遊びをしてたかな、、、。昔はドッチボールやサッカーや、野球やってたなぁ。しょうたくん達は、どんなことやってるの?」

しょうた「塾とかアスリートクラブとか?」(※どうやら友達とはゲームをやっているらしい)


担い手トーク

浦川「担い手ってなんと思う。」

しょうた「正直わからないけど、イメージではベテランって感じがする。」

浦川「そうか〜。ベテランか!? おじさんは、担い手って聞いたら、自分が一番好きなことを、自分が中心となってやる人のことだと思ったな。」

しょうた「ヘェ〜!」

浦川「おじさんで言うと、こうやってKUHONってお店に自分自身で立って、商品を売っているだろ? それは誰かに楽しんでもらったり喜んで欲しいって思っているんだ」

しょうた「そうなんだ〜。」

浦川「しょうたくんが、最近楽しいって思ったことって何かあるかな?」

しょうた「最近で言うと、ハイキュー!!見てた時とか、友達とゲームしてた時かな〜。」

浦川「ハイキュー、、、?まぁ、なんにせよ楽しみながらやって欲しいんだ。」

しょうた「うん!うん!楽しみながらね〜。」


浦川「おじさんで言うとね。このお店を通じて街の人に触れて、会話して挨拶したり声かけしたり会話をすること。人と人って、人それぞれの考え方だから対話が必要なんだ。

しょうた「そうなんですね〜!あ。そういえば!最近社会の学習で日本国憲法を習ったときに、国民が中心となって憲法をつくっていき、いじめや差別がなくなっていけば僕は楽しいかなと思った。」

浦川「すごいなぁ!憲法を学んでるのか?なんか難しそうだな。」

しょうた「法律は、まだまだダメな部分もあれば、すごく良い部分もあるらしくて、それはみんなが みんなで納得するようにつくらないといけない。ってことを学んだ

浦川 「ははは〜!そうか!いやぁ〜。おじさんの方が勉強になってるなぁ〜。確かにそうなんだよね。おじちゃん達みたいに『これまでを生きてきた時代』と『これからを生きていく時代』でルールを決めていかなきゃな!」

しょうた「うん!そうそう!そういうのなんか楽しいよね!

(取材クルー含めて一同笑い)


はじめての人との対談ということで、最初は翔太くんも気を使っていたように「まだ、とくにないです!」「テキトーに。(笑)」などと話していたが、浦川さんがお店になぜ関わるのか?や、自分のやりたいことを楽しくやる。という熱意に、1時間もないほどの大変短い時間ではあったが、どんどん二人の距離が対話によって縮まっていくプロセスを感じました。また話はなぜか憲法の話にまで膨らみ、終盤の『これまでを生きてきた時代』と『これからを生きていく時代』でルールを決めていかなきゃ!という言葉に二人が共通認識を持ち、同意していたことに、このプロジェクトの意義である、まずは担い手という言葉の認識を、双方で擦り合わせていく必要性を感じた。


最後にもう一度

「これまでを生きてきた時代」と「これからを生きていく時代」でルールを決めていかなきゃ!」


writing/cm okina masahito

みんなで271te project

011 担い手)諏訪中校区在住 竹下雄介さん

011 未来手)西国分小5年生 中村晴壱くん


担い手 010 竹下雄介

 スポガ久留米店の店長をされてある竹下さん。1年前に諏訪中校区に住み始められました。

「諏訪校区」として考えたことなっかたな〜と考えながらお話してくださいました。

久留米に根付く、スポーツを盛んにしてきた「スポガ」のお話でも盛り上がりました!



未来手 010 中村晴壱

西国分小学校5年生の晴壱くん。最近パソコンを購入し大好きなゲームだけではなく、キーボードの練習やプログラミングを学び始めたそう。

竹下さんの職場でもあるスポガで開催されたスラックライン体験会などにも参加し、体幹バランスを鍛えています!



担い手ってなん?

「担い手ってなんやろね?」という言葉から始まった対談。

竹下さん「晴壱くん、何か好きなことってある?」

晴壱くん「ゲームが好きです。」

竹下さん「ゲームのどんなところが好き?」

晴壱くん「自分の思い通りにつくれるところ」

竹下さん「おお!いいねー。思い通りに色んなモノやコトをつくれると楽しいよね!」

    「そんな風に思い通りに生きる為にやれる事が、担い手なのかもしれないなー。」

    「すごいやん!晴壱くん!」

晴壱くん「・・・笑」


口数が少ない晴壱くんに、優しく質問をしてくれた竹下さん。

「担い手って?」という答えが二人の会話で「思い通りに生きる為にやれる事をやる人」という答えに。


スポガ久留米の店長でもある竹下さん。3歳の男の子のパパでもあります。

子どもが生まれて、諏訪中校区になり、毎日職場まで徒歩通勤をされています。

思い通りに生きる

店長になって改めて感じているのは、スポガ全体を運営していく責任感。

スポガは、「家族で気軽に楽しめるスポーツの提供」を軸に、地域に根付き日常を「楽しんでいただく」ことを考えながら仕事と向き合っています。

スポーツって、身体を動かすことでの健康維持はもちろんですが、人と人との繋がりが出来たり、なぜか落ち込んでいた心が明るくなったり、家族が一致団結できたりと、イイ光景を毎日見ています。

自分が思い通りに生きてる!という意識よりも、思い通りに、思いっきり遊んでもらえる場所を提供させてもらってることが、僕の思い通りに生きていることであり、担い手になるのかもしれません。


晴壱くんが得意とするスポーツ “スラックライン” がスポガ久留米店で体験会を開催。久留米シティプラザで全国大会も行われている、NEWスポーツでもあります。

晴壱くんは全国大会を見に行って、ラインを購入。定期的に公園などで練習を行っています。


晴壱くん「スポーツやったら、スラックラインが楽しいな」

竹下さん「そうか!何回かやってみたけど、なかなか難しいよね!」

晴壱くん「技とかが最初は難しいけど、ずっと練習したら出来るようになって、
     一回できるとどんどん楽しくなってくるよ」

竹下さん「晴壱くんがみんなに教えて行けるような先生になったらいいね!」

晴壱くん「それは、無理やろ!そこまで上手くないし」

竹下さん「なんでも努力が必要やもんね!
     楽しいことを続けて行ったら必ずもっと上手になるよ!」


少し恥ずかしそうにはにかみながら微笑んでいた晴壱くん。竹下さんもしっかりと晴壱くんの目を見つめて話してくれました。



諏訪中校区の思い出

なんと、竹下さんの自宅と晴壱くんのお家は徒歩30秒ほどで到着するほどの距離ということが発覚。

いつも仕事行くとき通ってるよ!と話は盛り上がりました。

竹下さん「僕は諏訪中校区歴1年だから、まだ思い出を語れることはないけど、
     これからずっとココにとして考えると、やっぱり息子の成長の全てが
     どんどん思い出になっていくんだろうな!と思います。

     そう考えると、楽しみですね!」


晴壱くん「僕はずっと諏訪中校区に住んでるから、逆にわかりません。笑

     全部思い出です!」



親の気持ち。子の気持ちが混ざり合い、ホッと安心するような会話でした。

大人が子どもと話す言葉の大切さを教えてもらえたような気持ちにもなりました。

「素直な気持ちで向き合う」「わからない事をわからないと言える信頼関係」を担い手と未来手で作って行けること。この対談からしっかり伝わってきました。


writing/cm nakamura michico




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010 担い手)六ツ門町クホン勤務 堤美奈さん

010 未来手)金丸小学校 6年 前底 アイルくん

Ninaite 堤 美奈

山形で生まれ育ち、父の仕事の都合で久留米に移住。現在は商店街の中にある飲食店で働いて2年。小学校3年生の娘さんを持つお母さん。


Miraite 前底 アイル

金丸小学校に通う小学校6年生。身体を動かすことが大好きで沖縄の伝統芸能のエイサーをデイサービスやお祭りなどで披露したりもしている。大人相手にも自分の意見をはっきり言える少年。


ではお二人とも自己紹介をお願いします!

堤さん「堤 美奈です。小学校3年生の娘がいて、今はこのお店(商店街の中にある飲食店)でレジをやったり、食事を運んだりするお仕事をしています。」

アイル君「前底 アイルです。金丸小学校に通ってます。6年生です。」

諏訪中校区での思い出はありますか?

堤さん「いつもはどんなことして遊んでいるの?ゲーム?本を読んだり?」

アイル君「いつもは外で遊んでます。中で遊ぶのも好き!ボールを使う遊びも好きで、本はあんまり読まないかな。」

堤さん「そうなんだ!この辺でも遊んだりするの?」

アイル君「ん〜、小学校とか公園で遊ぶ。だから、この辺にはたまにしか来ないです。この辺で遊んだりしてましたか?」

堤さん「子供の頃は東北の山形って所に居たの。その時は室内で遊んだり、姉と劇をしたりして遊んでた。後、雪遊びもしてたよ。かまくらみたいなのを作ったり、雪合戦とか!この辺に来るようになったのは働きだしてからかな。」

アイル君「じゃあ、働く前はこの辺(商店街)との関わりは無かったんですか?」

堤さん「シティプラザが出来るまではこっちに来ることも余り無かったし、働き出してから商店街と関わるようになったの。」

ここでアイル君に堤さんに何か聞きたいことはある?と聞くと可愛い質問が

アイル君「小学校3年生の妹がいるんだけど、宿題に困ってる時があって…。(堤さんの娘さんは)宿題に困ってたりすることはありますか?」

堤さん「娘がマイペースでね。土日の前はやらないで日曜日になってから宿題やったりしているから、急かしたりするよ(笑)。アイル君は宿題どう?(笑)」

アイル君「僕も毎週の宿題が大変です。」

堤さん「そうだよね(笑)。」

二人の緊張感が解けてきた所で話を本題へ


ではお二人にとって担い手とは何だと思いますか?

アイル君「担い手は荷物を持ったりする人とか、リーダーみたいな人って聞いたけど意味がよく分からないなぁって思った。」

堤さん「私にとって担い手はすごい人じゃなくて、何か想いを伝える人なんじゃないかなって思うの。久留米には久留米絣って伝統があるじゃない?何かの仕事を絶やさないで、伝えたりする人。そんな人のことじゃないかな。大きな意味は無くて。」

アイル君「そうか〜。考え方って人それぞれだなって思いました。」

では対談を終えての感想をお願い致します。

堤さん「しっかりしているなぁて思いました。ボール遊びが好きだったり子供らしい所もあるけれど、自分の意見がはっきりと言えるんだなぁって。」

アイル君「初対面で恥ずかしかったけど、優しい人と初めてたくさん話せて嬉しかったです。」

お二人ともありがとうございました!

今回の対談で出た「想いを伝える人」というキーワード。それはリーダー的存在の人だけが担い手なのでは無くて、この街に関わる全ての人々が担い手なのだということを堤さんが言葉にしてくれたように思う。堤さんは分かりやすく久留米絣に例えて話してくれたが、伝わるものは技術だけでは無く誰かに優しくしてもらったという「想い」なのかもしれない。だとすれば、それは堤さんからアイル君へとそっと渡されたに違いない。

対談を終えて


堤 美奈さん

初めての小学生との対談。いつも突然で何も考える時間もなく、でもなんだか嫌では無い、良い緊張の中始まった。幼い頃を思い出し、風景や遊びが甦り、もっと想いや感触など話せば良かったと少し後悔。相手が男の子だったからかも。楽しい時間をありがとうございます。


writing/cm sato akimu

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009 担い手)久留米シティプラザでレッスン開講 良香さん

009 未来手)日吉小学校5年 日野叶一郎くん


ninaite 良香 

職業はダンサー&振り付け師&エクササイズ講師。大学1年生まで久留米に居たが、1年間で全てを学び終えたと感じ(個人的)卒業。そこからダンサーとしての人生が始まり上京を決意する。現在は出身地である久留米と東京の2拠点を中心に国内外問わず全国各地で活躍。自らを「踊る人」と言うように、ダンスを通して表現される彼女の世界は見る人々の心に「表現」することの本質を想起させるものがある。



miraite 叶一郎

日吉小学校に通う小学5年生。普段は身体を動かすことが大好きな少年だが、マジックから音楽まで大好きなパワフル小学生。好きな食べ物はカレー、理由は飽きないからとのこと。深い。


諏訪中校区の思い出は?

※コミュニティマネージャー(以下CM)

CM「お二人とも諏訪中校区での思い出はありますか?」

良香(以下 良)

「ん〜。叶ちゃんは普段何して遊んでるの?」

叶一郎(以下 叶)

「普段は東町公園に行って遊ぶかな。後はKUHON(商店街の中にある飲食店)にも行く!お店に行くと友達も居るから。」

CM「良香さんもこの辺で遊んでましたか?」

良「私も子供の頃は東町公園に行ってた。公園に行ってターザンロープとかしてたなぁ。後はお金も持たずにデパートの屋上の遊園地みたいな所に行って追いかけっことかしてた(笑)。」

CM「へ〜。意外(笑)。」

叶「なんか中(室内)っぽい!!中っぽい(笑)」

叶「でも僕も中で遊ぶのが好き!学校に行ったら大体外で遊ぶけど、休みの日は家で色々する!今はゲームが壊れちゃったからマジックの練習とかする!」

良「マジックするの!?すごいな~。私の頃はそういうことするって発想なかったなぁ。」

ここから話は良香さんの学生時代の話へ

CM「良香さんはいつまで久留米に居たんですか?」

良「私は大学1年生まで久留米に居た。19歳まで。」

CM「大学1年に何があったんですか?」

良「普通の大学に行って、授業がつまらなくて辞めたの(笑)。やーめますっ!!て(笑)。」

叶「えー!?どうやって言ったの?」

良「校長室みたいな所に行って自分と合わないから辞めますって(笑)。」

叶「それで辞めれたの?えー本当に!?(笑)。」

良「うん(笑)。で、そこから踊りをやって東京の大学に移ったの。」

叶「じゃあ、僕も大学嫌になったらマジックの学校にいきたいな。」

良「やりたいことを見つけたら辞めても良いと思うよ。良いのかな?(笑)。」

自由な人生を送ってきた良香さんとの対談の中で叶一郎くんが普通の大人とは何かが違うということを感じてきた所で担い手の話へ。


担い手とは何ですか?

CM「では、これまでの話も踏まえて良香さんにとって“担い手”、この街での役割とは何ですか?」

良「私にとっての担い手、この街での役割は“贈り手”かな。何か一つ言葉を考えたんだけど。英語でgiftってあるでしょ。gがgiveで与える、iがinterestで興味を与える、fがfeelで感じてもらう、tがthinkで考えてもらう。考えてもらうことは私のことでも良いし、自分のことを考えて貰っても良い。自分の身体ってどうなんだろうとか?そういうモノを与える人。でも叶ちゃんも同じじゃない?」

CM「叶ちゃんは自分のことを街の中でどういうことをする人だと思う?」

叶「僕は知らない人にもマジックで笑顔をプレゼントしたいな!」

良「ほら一緒じゃない?叶ちゃんも表現者だね!!」

CM「ではお二人、今回の対談の感想をお願いします。」

良「同じ匂いを感じた(笑)。」

叶「こんなにも話が通じるんだなぁと思いました。」

CM「お二人ともありがとうございました。」

始まりは諏訪中校区に関わる大人と子供のふたりの話は気が付けば、表現するということを通してアーティスト同士の会話になっていた。

中でも最後の叶一郎くんの「話が通じる」という点は大変興味深く、この271 te projectの意義を感じる内容となった。街に関わるということに対して大人や子供に線引きは無いはず。対談によってその境界は取り払われ未来手は久留米で育った担い手を通して街に愛着を感じ、やがて担い手へと成長して行く。


対談を終えての感想

「話のわかる大人と話せてよかった」

そう感じてくれて、嬉しい。

きょうちゃんと私の共通点は、誰かの笑顔のために!というアーティスト魂があるということ!!

話をして、今を生きるこどもたちは、私たちの時代の頃と感じ方や考え方が物凄く進化してることに改めて気づいた。

彼の話は、今流行りの3D,4D(立体)化され、私に話してくれた。大人が語る場より、こどもたちがどんどん語れる場がこれから増えていけばもっと彼らの考えが立体感のあるものになると感じた。

良香

writing/cm sato akimu

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008 担い手)諏訪中学校卒業生 甲斐裕二さん

008 未来手)日吉小学校5年 松本裕土くん


担い手008 甲斐裕二


ご紹介

グラフィックデザイナーとして看板やチラシなどを作られており、

さらに、六ツ門まるごと市の店長をされている甲斐裕二さん。

諏訪中学校の1998年度の卒業生でもあります。


諏訪中校区の思い出

裕二さん 「水の祭典にふんどしで出て神輿を担いでたよ。」

ゆうとくん 「自分も、水の祭典に出たことあります!」

裕二さん 「あ、あと子供会でソフトボールやドッチボールなんかもしたな。いつもなんしよると?」

ゆうとくん 「校区の運動会とかでてますよ!カタチの森とか東町公園とかでも遊んだりしてる。あとは、学校内で書き損じはがきを集めたり、リサイクル活動をしたりしてる。ん~、あとは”鼓笛”。”鼓笛”でトランペットを担当してて、校歌を弾いたりしていて完璧に弾けるようになりたい。」

裕二さん 「アクティブやねぇ~。校区の運動会ってあったなー。懐かしい。子どものころ

は新聞集めてたり、今は少なくなったけど空き地があったとよ。その空き地でサッカーしたりして遊んでたなー。騒ぎすぎて水をかけられたりしたな。こういうことで”大人”を学んだ気がするよ。今思うと、季節を自然を通して体感してた気がする。そう考えると、今の子どもたちは人が作ったもので季節を体感してるんじゃない!?季節ってどう感じる?」

ゆうとくん 「夏はクーラーとか扇風機を使うと熱いなーと思ったり。。。」

二人の会話で諏訪中校区の町並みの変化がわかるとともに、今なお残る思いでがつながっていることを感じれるのではないでしょうか。


ゆうとくん 「どんなチラシを作ったの?」

裕二さん 「これまでは利益を上げるためのチラシを作ってきた。多くの人に知ってもらうためにね。今はKUHONで“人”を知ってもらうためにチラシを作ることが多くなってきた。裕土くんはチラシとか見る?そのチラシ信用できる?」

ゆうとくん 「信用というか面白そうだなー。子どもが楽しくて、大人も子どもも楽しめるもの。あ、大道芸人のチラシとか。グランドホールで開催されてるものとか。」


あなたの担い手は何ですか?

「可能性を広げる手」

僕は、21歳からデザインの仕事をしていて。父親が公益財団法人だったので市のイベントを父親がしていたし、自分はそれを見ていた。年を食うごとに父親と一緒に仕事ができればと思うようになった。たまたま、デザイナーになって父親の会社の看板とチラシを作った。今は媒体を作ってるとゆうより地域(商店街)の雰囲気作りだったり、地域とモノ、コト、ヒトをつなぎ地域資源を活用した取り組みをしています。祭り事や伝統的な事、人もそうですし自然も無くなったり減ったりで大切なコト、モノ、ヒトを失ってるような気がします。自分達の暮らしを豊かにし楽しんで生活できるように、子どもも大人も「自分達の地域を編集デザイン」していくことが担い手になるのかな。


未来手008 松本裕土

裕二さん 「夢はあった?」

ゆうとくん 「サッカー選手になりたいなーとかいろいろ思ったことがあるけど、今は夢を探してる。でも、大人になったら車を運転してみたり、自分の子どもと遊んだりしてみたいなーと思う。いろんなことを知ってる大人になりたい。」

一同 「へ~。しっかりしてるな~。」笑顔


最近、地域の子どもと向き合える時間が仕事でもあります。本当に学ぶ事ばかり。意外と僕らの世代より自分の事を考えてるしっかりしるし大人びてる。もっともっと子どもらしくていいのにと思うコトもある。子ども達にもっと希望と夢を与える大人になり子ども心をわすれず生きよう。

つながりが新たな可能性を生み出している。ありがとう。

甲斐裕二

最初はどうなるかなと思ったけど、どんどん話していくと緊張が解けてきた。知らない人と話すことは時間が長く感じるのかなと思ってた。でも時間が長く感じなかった。こんな感じで仕事をするんだと思った。いい経験も自分が大人になっていろんなことをやっていくんだろうな。楽しかった。

松本裕土



writing/cm SoudaTakumi

みんなで271te project

007 担い手)諏訪校区在住 河津宏美さん

007 未来手)日吉小学校6年 田中優輝くん

担い手007 河津宏美

相談支援専門員として障がい(児)者支援に関わる仕事をされており、

相談を受けたり、福祉サービスの調整等をしている河津宏美さん。

プライベートでは社会人バレーボールチームで10代~40代のつながりを作り出している。

宏美さんと優輝くんの新たなつながりを見つけました。

諏訪中校区の思い出

宏美さん「好きなこととかあるの?」

優輝くん「サッカーをすること!」

宏美さん「好きな科目はある?」

優輝くん「社会、算数、図工が好き。特に図工は新しいものができることが楽しいかな。」

宏美さん「いつも何して遊んでるの?」

優輝くん「東町公園で遊んだり、カタチの森でカードゲームしたりしてる!」

と、二人の空気が暖まってきたところで、

「諏訪中エリアの思いでは?」とお二人に聞くと

お二人ともお隣の櫛原校区のお話が出てきました。笑

「まだ諏訪中校区に住んでて7年ちょっとだから、、

諏訪中校区じゃないんだけど、櫛原の方であった、竹のとうろうの祭?みたいなの?」

と宏美さんの思い出に

優輝くんも「知ってます!それ!!きれいですよね」と応え

……その竹のとうろう祭とは、同じ久留米の櫛原中校区にある南薫天満神社で中秋頃に開催されている「南薫竹灯籠」というもの。

約3,500個の蝋燭が灯され、蝋燭の優しい灯が幻想的な空間を感じられる。……

「凄くきれいで幻想的だったな~」と、

私も宏美さんの思い出に同調してしまいました。笑

あなたは何の担い手ですか?

「変える手」

偏見がなくなり当たり前になってほしい。

宏美さんが「どう思ってる?」と聞くと。

優輝くんが「気にしたことはないけど、大変そう。」と。

障がい者を支えるお仕事をさせてもらっている中、生活する上で確かに大変だと感じておられることもたくさんある。

そういった方々のサポートをさせててもらっているなかでも、普段から、みんなで力を合わせていくことが大切かなと思う。そして、偏見なんかなくなり障害のあるなしに関わらず、みんなが当たり前に生きられる街になるように自分も発信していきたい。

未来手007 田中優輝

宏美さん「優輝くんの将来の夢は何?」

優輝くん「サッカー選手かな~。」

今、週1回サッカーしていてやっぱり楽しいなと思う。サッカー選手は夢だけど、これからもサッカーを頑張ってサッカーが楽しいと思ってもらえるように伝えていきたい!

カタチの森で遊んでいるときとは違う顔が見れました。

河津宏美(ninaite)⇄田中優輝(miraite)

初めましてで小学生の男の子とお話しさせてもらうとは貴重な体験でした。

彼と私。それぞれの視点から見える世界は当然違い、でも同じこの地域で生きているという現実が面白く、また、彼の純粋な夢や想いがキラキラ眩しかったです。

私が子ども頃、周りの大人がそうだったように、これからは見守っていく側なんだと実感すると共に、子ども達に負けないくらい自分もまっすぐキラキラしていきたい。そう感じました。

「担い手」なんて言葉を深く考えたことなかったけど、彼らが未来の担い手になっていく。

その未来の為に、今から私ができることを探してみたくなりました。

河津宏美

かなり緊張したけど楽しかった。

自分の夢を語ることができてうれしかった。

自分の知らない仕事のお話を聞くことはとても勉強になった。

これから自分がそうなるかもしれないし、考えたこともなかったけど誰でも人の力になれると思った。

田中優輝

writing/cm SoudaTakumi

みんなで271te project

006 担い手)諏訪中学校卒業生 竹下恭子さん

006 未来手)諏訪中学校1年生 中村春希くん



担い手006 竹下恭子

ご紹介

生まれも育ちも諏訪中校区。西国分小学校、諏訪中学校と諏訪の地で育たれました。

高校卒業後は、薬科大へ進学され、現在も諏訪中校区内で薬剤師として勤務されています。

いつか職業でもある薬や漢方などの知識も含め、リラックス、健康のためにも、アロマをプラスさせながら女性に内側からの健康を届けて生きたいと6年前にアロマテラピーの資格を取得。

3歳の男の子のお母さんでもある恭子さんと、中学生の春希くんが「諏訪中校区」で繋がりました。


諏訪中エリアの想い出

色々ありすぎて・・笑

なんせ、ずっと諏訪中校区なので・・笑

そう微笑みながら、思い出をお話してくださいました。

小学校の頃は、とにかく家から学校が遠くて、兄と登校するのも先に行ってしまってトボトボと歩いて行ってたのを思い出します。そして、なんと中学校も遠かったんですよ・・笑

改めて地元の思い出・・と考えると、私はこの地域に育てられたし、この地域の人たちとの出会いのお陰で幼い時から楽しみながら生活してこれたな〜と思いますね!

自分の成長そのものが、諏訪中校区の思い出ですね!笑

「地域で育つ」「地域に学ぶ」こんな言葉が今の社会でも耳にすることも多くなりましたが、なかなかイメージがつきにくい言葉でもあります。

でも、恭子さんのように意識はなくても自身の成長や人との出会いに感謝している現状自体が、地域で学び育った証なのかもしれません。

これから

息子が4月から幼稚園に入園します。この子の成長が、これからの楽しみの一つでもあります。今、なんにでも興味津々で、とにかくずーっと喋っていて、恐いものなしというか何というか・・笑

この取材の日、息子さんも一緒に来てくれていました。可愛くてとっても元気な男の子で、スタッフともすぐ仲良くなっていました。

自分の未来を自分で切り開いていけるような子に育ってほしいです。

私もやりたい!と思ったことは、どんな状況であろうとやる決断ができるように心がけていて。この子にも、自分が本当にやりたい事を見つけてほしいし、諦めずにやり遂げてほしい。

その為に、母として何ができるのか。どんな環境をつくってあげれるのか。そう思って子育てを楽しんでいますね!

息子さんに話しかける時も、同じ目線まで腰を下げて話しかけてある恭子さんをみて、こちらまで幸せな気持ちになりました。

あなたは何の担い手ですか?

自然体でいることかな・・

毎日、色んな人とお話させてもらう中で、「この人、自然体だな〜」と感じる瞬間があるんです。そう感じる時ってどんな時なんだろう!?って自分に問いかけた時があって。

もちろん、笑顔が素敵だったり、素肌が綺麗だったり、話し方や表情だったり、その時によって感じるところは違うのですが、私がそう感じる人の共通点がわかったんです!

仕事柄、健康な過ごし方に意識を向けることが多いせいか、「自分を大切にしていること」が私にとっての「自然体」なんだと気づきました。

食事に気を使う、生活に運動を取り入れる、毎日オシャレに気を使う、無理をせずに素直に生きる。そんな自分を大切にできている人は、人と接する時も日頃からの意識がありのまま伝わってくるんだな・・と。

そう感じることができてから、私も自分を大切にして、意識しなくても自然体で入れるような人になりたい!と思うことができました。

これが、地域の担い手としては力不足かもしれませんが、そんな人がたくさんいる地域であれば、健康な人が多くなって、もしかすると自然も美しくなっていくかもしれないと思っています。

未来手006 中村春希

あなたは何の担い手になりたいですか?

僕は、今中学で陸上をしています。種目は100mやハードルです。

僕が陸上部に入ろうと思ったのは、友達のお母さんが入らんね!と言ってくれたから入ったけど、元々も好きだったので、練習も毎日頑張っています。

今は、もっと早く走れるようになって、大きな大会に出たり、賞をとったりしたいです。

そして、陸上部の仲間とずっと仲良く練習を頑張っていきます。

中学一年生とは思えない身長の高い春希くん。対談中も、自分の考えをしっかり伝えてくれたり、自分が目指すものも言葉にしてくれました。

二人で並ぶと、担い手と未来手がどっちかわからなくなるね〜!!と笑いが絶えない撮影となりました。

竹下恭子(ninaite)⇄中村春希(miraite)

対談を終えて

貴重な経験をさせていただきました。ありがとうございました!

春希くんと色んな話をさせてもらい、中学時代の思い出が蘇ったり、我が子もこんなに大きくなって行くのか〜と想像してみたり、しっかりしていてとてもイイ子だな〜と感じました。

諏訪中校区というキーワードがとても新鮮で、こんな風に、学生の子達と「校区」というワードで繋がれることが嬉しかったです。

久しぶりに、諏訪中に遊びに行きたいな〜!って、少しだけあの頃に戻ったような気持ちに慣れました!!ありがとうございました。

竹下恭子

大人の人に質問したり、担い手という言葉が難しかったり、緊張もしたけど、

色んな話ができて良かったです。

諏訪中の先輩って僕の周りにもたくさんいるだろうけど、こうやって歳が違う人と一緒に諏訪中の話ができたことも嬉しかったです。

当たり前だけど、大人の人も中学生の頃があって、その時の目標や夢もあって、大人になってもたくさんの夢も持っていて、僕もずっと夢は持ち続けたいと思いました。

中村春希


writing/cm NakamuraMichico



みんなで271te project

005 担い手)諏訪中学校卒業生 楢原義和さん

005 未来手)西国分小学校5年生 藤井凜香ちゃん


担い手005  楢原義和

ご紹介

現在、久留米市櫛原町で株式会社FIND&ACTにて障害福祉サービス事業を行っている楢原義和さん。

小学生の頃にサッカーを中学校・高校と、サッカー一筋だったよう。

中学校卒業後は中学校に行き、後輩たちにサッカーを教えたりしていた。

高校卒業後は麻生医療福祉専門学校に進学し介護の勉強に勤しんだ。

楢原さんは4歳の娘さんと1歳の息子さんを育てるパパとしての顔、介護福祉士としての顔、優しさあふれるお話を聞かせていただきました。

諏訪中エリアの想い出

「ずっとサッカーをしていました。」

サッカー好きな中学生で、サッカーばかりしていた中学時代。

サッカーの練習中に古賀米屋で買い食いをしていたら、先生に見つかってしまいグラウンド50周走らされたことも。

最近の思いではと語られたのは、

5年ほど前に開催された諏訪中大同窓会に参加したこと。

そのとき、楢原さんは大同窓会の実行委員をさせていただけることになった。

そこで、20代~70代まで500人ほどの人数が『諏訪中』というだけで世代を超えて多くの人たちが集まるなんて、素直にすごいなと思ったとともに、諏訪っていいなと思った。

それだけではなくて、大同窓会に集まった人で校歌を歌った。

「どの年代でも同じ歌を歌えることは素晴らしいことだなと思った!」と。

世代を超えてつながりが生まれたことを喜ばれていました。

取材をしてくれた凜香ちゃんにも「もしかしたら一緒に歌えるかもね」と未来手とのつながりに期待をしているようでした。

これから

代表取締役としてヘルパーステーションFIND&ACTは4年目を迎え、

「介護が必要な方の生活のサポートや外出時の手助けなど、

一人でも多くの人を救っていけることをしていけたらなと思っています。」

そして、「それを一緒にやっていく仲間を増やしていけたらな」と

諏訪中校区だけでなく、全体で「介護の環が広がっていくことをやっていければと思っている。」

そういった、介護の環を広げる場所を作っていきたい。


あなたは何の担い手ですか?

「人と人とをつなぐ手」

諏訪中大同窓会で実行委員をさせていただいたことで

参加してくれる方を集めるため

たまたま入ったお店が諏訪中出身ですぐに仲良くなることができた。

「諏訪中」というだけで人と人とのつながりを作ることができた。

今回の取材でもいろんな巡り合わせで、新たな「つながり」を生み出すことになった。

今年の9月15日に諏訪中大同窓会がある。

また、新たな「つながり」を生み出していきたい。

未来手005 藤井凜香

あなたは何の担い手になりたいですか?

優しい中学生になりたい。

まじめな女性になって、楽しく生きたい。

もっと人の手助けもしてみたい。

仲のいい友達と一緒に暮らしてみたい。

いろいろな仕事をしてみたい。


楢原義和(ninaite)⇄藤井凜香(miraite)

対談を終えて


インタビューって恥ずかしいなって思いました笑

そして、相手に自分のことを伝えるって難しいなって。しかも、担い手って笑

なんか担ったかいな?(>人<;) そもそも担い手って…。

中心となってある事柄を支え、推し進めていく人。そういうことか…。

質問する方も緊張するだろうけど、答える側も緊張するなー…汗

しかしながら、こういう世代を超えたきっかけが、次世代の担い手をつくっていくのだろう。

諏訪エリアはそういうとこのハズ。

これから中学生になり、そして大人になって

いつか、「諏訪中大同窓会」で一緒に校歌を歌える日が来るといいな。

その時まで今の髪型でいれるかな…笑

「諏訪で良かった」って、思う瞬間がその時うまれるのかも!

これからもずっとそんな地域であり続けて欲しい。そして、今まで以上に「諏訪」地域が盛り上がっていくことを心より願っています。

楢原義和

初対面だったけど生い立ちや人生の経験を聞くことができた。

とっても面白い諏訪エリアの思い出などがわかりました。

世代がちがってもインタビューをしたらいろいろなことがわかる。

インタビューをしたというだけで知り合いになれていいなと思った。

藤井凜香




writing/cm SoudaTakumi

みんなで271te project

004 担い手)久留米学園卒・諏訪中校区在住 樋口由恵さん

004 未来手)西国分小学校5年生 中村有那ちゃん


担い手004 樋口由恵

ご紹介

現在、株式会社FreeLifeの主任として営業・指導・技術者として働く由恵さん。

清掃業を中心に、リフォーム、修理なども行う会社。

久留米学園を卒業後、福祉系専門学校に進学。その後、美容業・医療事務・児童指導員など様々な分野での経験を経て、現在へと。

小学3年生の息子さんのお母さんでもあり、シングルマザーとして子育てをされています。


諏訪中エリアの想い出


雪の日に自転車で登校してて、瞬きしたら横を通っている車がいつもと違う動きしてて、、、

ん?ん?って考えてたら、知らない人に『こけたの?大丈夫?』と言われて、初めて転んだ事に気がついたり。

高校から久留米に住み始めたのですが

入学して、1週間まともに家に辿り着けず、知らない人に南久留米の駅はどちらですか?と聞いて回りながら帰った!

私はドジなんだ。方向音痴なんだ。と気付いた高校1年生の春。

そんな思い出!笑っ

中学生までは福岡市内に住み、高校進学と共に久留米市へと。

引っ越してきて右も左も分からない時の思い出を教えてくださいました。

久留米学園では陸上部に所属。やり投げを中心に毎日練習に励まれ青春時代を送られたそう。

そこから20年。今もなお、久留米市で、諏訪中校区に住み、もう道に迷うこともなく楽しんで生活していらっしゃいます。笑



これから

社会の「掃除屋」のマイナスイメージを払拭すること。この業界に入り、最初は気づいてなかったのですが、「掃除屋」のイメージが汚い。誰でもできる。賃金が低い。などあまりイイとは言えないイメージを多く持たれていることに気づきました。

そこに、とにかく疑問があって・・。

私は、掃除屋として、「美しく保たれる環境づくり」を行うことで、幸せな子育て生活も、効率的な家事をすることも、仕事が成功することも、夢を叶えることだってできると思っています。

そこに住む人。そこで働く人。そこに来るお客様。私自身は顔を合わせることがなかったとしても、その方々が思いっきり深呼吸ができて、居心地がよくなる環境をつくる気持ちで仕事をしています。

まだまだ女性の働き手も少ない業界ですが、これからそんなイメージを払拭することで

子育てママにも喜んで仕事をしてもらえるような会社にしていくことが私の夢のひとつです!


あなたは何の担い手ですか?

模索中です・・笑

でも、ずっと思い続けているのは、いつか児童養護施設を設立したいです。

両親と離れ離れになってしまった子ども達を受け入れ、本当の親として育てていける施設を建てたい。

小さな小さな施設でもいいので、子ども達が我が家として安心する場所。そしてその子達にとってのビッグマザーになること。

それが、担い手になるのかな!?とも思いますが、我が子だけではなく、たくさんの子ども達と、血は繋がってなくても本気で愛し、本気で怒りたい。そんな夢を抱いています。




未来手004 中村有那

あなたは何の担い手になりたいですか?

中学生でデザイナーとして起業したいです。大人になったら女優になります。

そして、お金持ちになって、大きな家を建てて、家族や友達みんなが一緒に住めるようにしたいです。そして札風呂に入ります!!

この対談で、有那ちゃんは、質問シートには書かれていない質問をとにかくたくさんしてくれました。由恵さんを見て感じたままに、質問の答えから導き出した質問をどんどん投げかけていました。

どこで服を買ってるの?今まで彼氏は何人いたの?そんな大人も戸惑うような素直な質問で場が一瞬で和みました。

有那ちゃんの明確な夢。それに向かって日頃から色々調べたり努力したりしている事も話してくれました。

樋口由恵(ninaite)⇄中村有那(miraite)

対談を終えて

小学生にストレートな質問を受け、内心ではひやひやしてました。

どんな事を聞かれるんだろう、、、と!

私を見ながら質問を考えている姿はとても愛らしく、質問が終わった時にはこの子達の先に繋がる地域に諏訪がなっていってほしいと率直に思い直しました。彼女が先々どんな担い手になるのかすごく楽しみです。

札風呂私も入りたい、、、笑っ

樋口由恵

なんでも答えてくれました。とっても楽しかったです。

もっと大人の話を聞きたいと思いました。

学校でも夢はなに?と聞かれて「金持ち」と答えると、「他にはないの?」と聞かれたりするけど、由恵さんは「いいね!!なれるなれる!」と応援してくれたのが嬉しかったです。

中村有那


writing/cm NakamuraMichico

みんなで271te project

003 担い手)元諏訪中校区在住 江口智子さん

003 未来手)久留米大学3年生 池尻由佳ちゃん


担い手003 江口智子

ご紹介

諏訪中校区内の松柏保育園、西国分小学校にお子様が通われていて、現在はお引越しされ上津校区へと。子育てをスタートした13年前。諏訪中校区の思い出といえば、子育てに奮闘し、人との繋がりができた場所。

智子さんのお仕事は介護士。長年介護に携わることで様々なことを学ばれたと言います。

今回、未来手が大学生ということで、対談の内容も深い会話にまで行き届きました。


諏訪中エリアの想い出

堂女木池のお祭。カウントダウンしながら始まる花火に「おお〜」って歓声が上がるんですが、引っ越した今でも毎年行きますね。

「夏やな〜」って毎年感じさせてくれるのがこのお祭りです。

長女が6年間通った小学校の隣にある堂女木池で親子で遊んだ思い出がたくさんありますね。

あの場所を大事にしていてほしい。このまま残してほしい。

みんなが行けるし、集まれるし、自然もあるし、久しぶりに会える場所。

私にとっては、楽しかったことも、大変だったことも。色々と思い出が詰まっているこの池が諏訪中校区での一番の思い出の場所かな〜。

これから

自分の好きなとこに色々行ってみたい。ディズニーランドとか、どんこう列車で「テレ〜っと」「ぼーっと」温泉行きたい!

毎日バタバタだけど、今しかできない子育てを楽しんで行きたいし、仕事も大変なこともあるけど毎日が勉強で。でもそんなバタバタも自分らしいな〜と思ってて。

しっかり働いて長期でどっかへ旅行行こう〜!!って夢を持って頑張って行きます!!

智子さんの夢は、今まで行ったことがないところ。行きたかった場所に行くこと。

ニコニコと微笑みながら教えてくださいました。

その行きたい場所には、全て「子どもと一緒に」

子ども達がもっと成長し、親離れするのは寂しいけど、一緒に色んな所に行くこと!というこれからの夢は、母としての子ども達への愛が溢れていました。



あなたは何の担い手ですか?


誰かの手助けができるような、そんな担い手であっていたいな。

介護の仕事をしながら、今、日本はお年寄りがどんどん増えていて、病気になったり、思うように思考や身体がが働かなかったり、家族との関わりも減っていたり、色んな環境でいる人たちがいる。と改めて感じることがあって。

自分の身体が動く元気なうちは、誰かの手助けをしたい!できることはしっかりやりたい!と思っています。

私も今まで出会った人たちに支えられていたから、私ができることで、誰かを手助けしていきたいですね。

介護士としての誇りと、自分が何が出来るのか。今、何を優先すべきか。

智子さんのお話を聞いていて、自分のやるべき選択基準と責任をしっかり持ってある方だなと思いました。

「手助け」

担い手という言葉の解釈は、人によって捉え方が違うかもしれない。でも、「手助け」できる人でありたい。その言葉自体が「担う人」の象徴ではないか・・とも感じました。


未来手003 池尻由佳

あなたは何の担い手になりたいですか?

自分を表現できる。

自己表現の場を作る担い手。

最初に気軽に踏み出せる場所。

好きな場所で夢を叶えられるように。

まちで暮らす人が自分のやりたいことを実現できる空間を作りたい。

ハンドメイド雑貨や絵を売れるチャレンジショップや駆け出しのバンドマン向けのレンタルスタジオ、みんなが自由に使えるフリースペースなど。

人がくつろげるような場所を提供できる人になりたい。

それによって誰かの人生を手助けできる存在になることが私の夢だ。


大学生とは思えない対応力をお持ちの由佳ちゃん。

不動産業に興味を持ち、学生の間に学べること、経験できることを!と様々なチャレンジをされています。

きっと、由佳ちゃんの思い描く未来は、今自分が真剣に向き合ってきたことで必要だと感じている居場所作りなのではないかと思いました。

江口智子(ninaite)⇄池尻由佳(miraite)

対談を終えて


今回、改めて「あなたはなんの担い手ですか?」の質問に、今までは毎日ただただ忙しく一日を終えていた自分を見直す事が出来ました

自分が地域や社会にとってどんな役割をはたせるか?

大した事は出来ないけど、やっぱり、子供達に自信を持って自分の姿を見せる事が自然と地域の担い手になれてるのかなあ…と思いました。

江口智子

自分のお子さんだけでなく周りの困っている人を助けたいという想いを持つことは簡単そうに見えて難しいことではないだろうか。

江口さんの今の担い手で在りながら、等身大の人助けの姿を見せることはまだ担うことを知らない子どもたちが学ぶきっかけになっていると思う。

江口さんの自分のできることをやるといった考え方こそが次の世代の担い手を育てる秘訣だと感じた。

池尻由佳

writing/cm NakamuraMichico

楢原実規男(ninaite)⇄樋口翔平(miraite)

区画整理前の西鉄花畑駅付近。細くて怪しくレトロな木造建てが並ぶ一角にあったクリーニング屋の中にあったゲームセンター。スーパーファミコンから、プレステへ。ポケベルからPHSへ。当時の諏訪エリアの思い出は?と聞かれても、ひととき深く考えこむも、一つで出したらたくさんの思い出が溢れ出てきた。小さな頃から父のワークスペースだった川辺や海辺に連れていってもらい、その当たり前の光景を僕が次につなげていきたいんよね。

ninaite 楢原実規男 諏訪中卒業生


お母さんから「あなたは小さなことから本当にボールが好きだったんよ!」と昔からよく聞く。今はサッカーがやりたい。テレビで見るのも好きだけど、自分でやってみたい。担い手って言葉を初めて知りました。何となくわかったような気がする(笑)話せてよかった。おじちゃん。今度ボートに乗せてください。 

miraite 樋口翔平 西国分小学校3年生

担い手002 楢原 実規男


久留米市長門石町にあるボート・釣り具コンフォートを父と一緒に親子で運営している楢原実規男さん。ご自身も2児の父でありながらも、船舶免許の講師や、高校の教師(理科)の資格も持ち、金丸校区の第5分団消防団や、まちづくりプロジェクトchietsuku、PTAなど数々の顔を持ち地域でその役割をこなす。そんな楢原さんから諏訪エリアの担い手として、今もなお地元で活動し続ける訳を聞かせていただきました。

諏訪中エリアの想い出は?

諏訪中の? ん〜、、、。あぁ。中学生の時「さんわ」っていう、花畑駅近くのクリーニング屋でさ、駄菓子あってゲーセン担っているとこあったよね。いまパッと言われて思い出すのがあそこかな。まだ区画整理前で個性的な日本のアンティークな木造地帯だったよね。そのゲーセンでみんなでストツー(ストリートファイターⅡ)やってた。1プレイ50円?100円?どっちか覚えてないなぁ〜。狭いスペースだったんだけど、結構中学生高校生が10代無いくらいのゲーム機に並んどったなぁ。当時の写真とかないとかいなね。当時六ツ門エリアのショッパーズって百貨店前には「ハルコマ」ってゲーセンあったよね。ん?今もあるか!

ここでなぜか話は、それにそれて対談形式に

楢原「しょうへいは、やりたいことなんかないとね?」

しょうへい「サッカー」

楢原「お〜。仲間できるやん」

しょうへい「そうとね?」

楢原「そうやろう〜。」


しょうへい「あ。そうやん。お金がないときって、どうすると?」

楢原「え?(笑)、、、耐える。うん。そこは耐えるんよ。」

しょうへい「へぇ〜。耐えるとね。」

楢原「耐えると考えるとよ。」


しょうへい「あ。どうやって宇宙はできたと?」

楢原「宇宙(笑)飛んだけど面白い質問やね〜!どうやってできたと思う?」

しょうへい「わからん。」

楢原「人はまだ誰も、ちゃんとわかってらんとよ。

しょうへいが、どうやってできたか想像することが大事

しょうへい「うわ〜。まじでわからん(笑)」

楢原「何もないとこから神様がつくったできた。とか」

あなたは何の担い手ですか?


コミュニティマネージャー「 あの、、。そろそろ担い手の話の方をいいでしょうか?」


しょうへい「あ。そもそも担い手ってなんね?」

楢原「担う。背負う人ってことたい。」

しょうへい「んじゃ。あなたは何の担い手と?」

楢原「おじちゃんは、かわの担い手。」


しょうへい「、、、、なんで。川の担い手?」

楢原「かわが好きだから」

しょうへい「ふっ。」

楢原「あ!今鼻で笑ったやろ〜。」

(一同爆笑)


「 川の担い手 」

釣具屋、そしてボートの修理や販売業、船舶免許講師など、川や池や湖など水辺のアクティビティーの提案を代々生業として行ってきた楢原氏。そんな彼の父と、話す機会があり好奇心で仕事について聞いてみた。すると「われわれは水辺の休日の提案なんだ」と答えてくれました。そんなお店の担い手の楢原氏が「自分は川の担い手」と言ったことは、もうごく自然なことだと感じる。また対談が終わり楢原氏は、「担い手」という言葉に初めて出会った、自分の子どもと年も近い未来手しょうへいと、今度筑後川のクルージングの約束をしていたことも、私たち自身が少しほくそ笑んだ。


writing/cm OkinaMasahito

みんなで271te project

001 担い手)諏訪中学校卒業生 福田淳子さん

001 未来手)諏訪中学校現役1年生 中村裕空くん

担い手001 福田淳子

ご紹介

現在、福岡市にて株式会社アイ・ビー・アールに所属し、大学生へのビジネスマナーやコミュニケーションなどの指導にあたる福田淳子さん。

大学卒業後、当時のマイクロソフト日本総代理店にて取締役秘書に。その後日本語教師として、インターナショナル・バレエスクールの運営サポート、西日本を中心に大学生の就職支援に従事されるなど様々な分野での実務経験から「英会話」や「コミュニケーション力」を磨き、現在へ。

幼少期より久留米市体操教室にて体操競技を習い始め、1979年には体操競技モスクワ五輪強化選手に。

全日本体操選手権大会個人総合9位、種目別平均台優勝など数々の名誉を獲得、ナショナルチームの合宿にも参加されたそうです。

アナウンサーの長女、コンテンポラリーダンサーの次女を持つ母親でもある淳子さんから、諏訪中学校の卒業生として、今もなお、地元愛に溢れるお話を聞かせていただきました。


諏訪中エリアの想い出


「久しぶりに体育館に行ったら涙が溢れてきたんです・・」

中学時代は体操部として全国大会を目指し毎日を過ごされました。

勉強でも体操でも期待に応え続けること。

全国・世界を目指し体操で自分を表現してきた学生時代は、きっと私たちが想像するよりも過酷な青春を送られたのではないかと感じました。

その後、17歳でアメリカ遠征へ。諏訪中学校で学んだ技術や仲間との信頼関係を築いてきた強い気持ちをもって、数々の大会に出場、活躍されました。

体操競技を通じて体感した声援や励ましの「言葉の力」を更に学び、深めよう!と大学は東京の國學院大學へ進学。

現在、主に大学3年生の就職活動支援に従事しながら、プロダンサーの次女のサポーターとして世界に足を運ばれています。

質問する裕空くんの言葉にしっかりと耳を傾け、将来を見据えて、心に響く言葉をかけ、次の担い手として背中を押してくださいました。

「今でも思います。諏訪中で良かったと。

福岡から帰って来るときに筑後川を通ると、ただいま!って、帰る時は行ってきます!って言うんです。

練習ばかりで苦しいこともあったけど、私の人生はココが原点ですね。」

お話を聞いているだけで、勇気をもらえる。光が差し込む。私にもできる!そんな気持ちになりました。この優しい声と笑顔と、未来を作ってくれるような言葉で幸せなひとときとなりました。

これから

日々、大学生に学んでいます。

就職活動をする際に、学生はたくさんの壁にぶつかります。

夢を諦めるのか、自分の本当にやりたいことを貫き通すのか。

指導していくポイントは、「寄り添う」「諦めない」「前向き」

この思いを持ち続け大学生と話していく中で、たくさんの学生が夢を諦めずに道を選択していく。

今や、CMで海外の大きな賞を受賞する人、プロサッカーチームのコーチに就任する人など、淳子さんが関わってきた学生の皆さんは、自分の手で未来を切り開き進まれてありました。

「自分だけが自分のステージを生きられる」

会話の中に出てきたこの言葉。これから日本を、そして世界を担っていく若者たちに、この言葉を贈り信じ続けていくこと。

淳子さんがこれから望む未来は、次の世代を担う若者の支援者であり、プロとしての指導者であり、エールを送る母親のような想いが溢れていました。


あなたは何の担い手ですか?

「 励まし手 」

心の中に不安がいっぱいあると自分のいい所に気づけない。

意外とこんなイイところ、あるじゃん!に気づくと、もっと頑張れる。

頑張らないより頑張った方が楽しいかも!そう思うと、少しずつ自分を発揮できるようになる。

気持ちの持ち方ひとつで「明日ももうちょっと頑張ろう」が重なっていくと

自分ってこんなイイとこあるんだ!と気づき、他人に対して優しくなれる。

思いやりを持てる余裕ができる。

だから、私は誰かをちょっとだけ励まし続けていく担い手でありたいです。

未来手001 中村裕空


あなたは何の担い手になりたいですか?

僕は中学生になって陸上部に入り長距離をしています。

夢は箱根駅伝です。

長い距離を走るのはきついけど、走り終わった時はとても気持ちがいいです。

箱根駅伝に出て、応援してくれる人たちに喜んでもらいたいです。

そして英語が好きなので、話せるようになって世界に行ってみたいです。

福田淳子(ninaite)⇄中村裕空(miraite)

対談を終えて


多くの支えがあって仕事に恵まれた私、廊下を走ると古い校舎は揺れた。体操部も応援してもらえた。夕焼けがきれいだった。先生も売店のおばちゃんも懐かしい。私の原点を、今から諏訪で学ぶ人に話を聞いてもらえて、とっても嬉しかった。ありがとう!

福田淳子

夢は何ですか?と聞かれて、「箱根駅伝に出ることです!」と答えたら、「必ずなれるよ!裕空くんだから必ずなれる!」と言ってくれました。

夢を言うのはすごく恥ずかしかったけど、言ってみてとても嬉しくなりました。

福田さんは、自分の気持ちをちゃんと人に伝えることが大人になるために必要なことで、英会話が少しでもできると、世界がもっと広がって人生が楽しくなるよ!と教えてくれました。

僕は、勉強の中で一番英語が好きなので、もっと頑張って勉強して行きたいと思いました。

中村裕空




writing/cm NakamuraMichico