[001te] 福田淳子⇄中村裕空

みんなで271te project

001 担い手)諏訪中学校卒業生 福田淳子さん

001 未来手)諏訪中学校現役1年生 中村裕空くん

担い手001 福田淳子

ご紹介

現在、福岡市にて株式会社アイ・ビー・アールに所属し、大学生へのビジネスマナーやコミュニケーションなどの指導にあたる福田淳子さん。

大学卒業後、当時のマイクロソフト日本総代理店にて取締役秘書に。その後日本語教師として、インターナショナル・バレエスクールの運営サポート、西日本を中心に大学生の就職支援に従事されるなど様々な分野での実務経験から「英会話」や「コミュニケーション力」を磨き、現在へ。

幼少期より久留米市体操教室にて体操競技を習い始め、1979年には体操競技モスクワ五輪強化選手に。

全日本体操選手権大会個人総合9位、種目別平均台優勝など数々の名誉を獲得、ナショナルチームの合宿にも参加されたそうです。

アナウンサーの長女、コンテンポラリーダンサーの次女を持つ母親でもある淳子さんから、諏訪中学校の卒業生として、今もなお、地元愛に溢れるお話を聞かせていただきました。


諏訪中エリアの想い出


「久しぶりに体育館に行ったら涙が溢れてきたんです・・」

中学時代は体操部として全国大会を目指し毎日を過ごされました。

勉強でも体操でも期待に応え続けること。

全国・世界を目指し体操で自分を表現してきた学生時代は、きっと私たちが想像するよりも過酷な青春を送られたのではないかと感じました。

その後、17歳でアメリカ遠征へ。諏訪中学校で学んだ技術や仲間との信頼関係を築いてきた強い気持ちをもって、数々の大会に出場、活躍されました。

体操競技を通じて体感した声援や励ましの「言葉の力」を更に学び、深めよう!と大学は東京の國學院大學へ進学。

現在、主に大学3年生の就職活動支援に従事しながら、プロダンサーの次女のサポーターとして世界に足を運ばれています。

質問する裕空くんの言葉にしっかりと耳を傾け、将来を見据えて、心に響く言葉をかけ、次の担い手として背中を押してくださいました。

「今でも思います。諏訪中で良かったと。

福岡から帰って来るときに筑後川を通ると、ただいま!って、帰る時は行ってきます!って言うんです。

練習ばかりで苦しいこともあったけど、私の人生はココが原点ですね。」

お話を聞いているだけで、勇気をもらえる。光が差し込む。私にもできる!そんな気持ちになりました。この優しい声と笑顔と、未来を作ってくれるような言葉で幸せなひとときとなりました。

これから

日々、大学生に学んでいます。

就職活動をする際に、学生はたくさんの壁にぶつかります。

夢を諦めるのか、自分の本当にやりたいことを貫き通すのか。

指導していくポイントは、「寄り添う」「諦めない」「前向き」

この思いを持ち続け大学生と話していく中で、たくさんの学生が夢を諦めずに道を選択していく。

今や、CMで海外の大きな賞を受賞する人、プロサッカーチームのコーチに就任する人など、淳子さんが関わってきた学生の皆さんは、自分の手で未来を切り開き進まれてありました。

「自分だけが自分のステージを生きられる」

会話の中に出てきたこの言葉。これから日本を、そして世界を担っていく若者たちに、この言葉を贈り信じ続けていくこと。

淳子さんがこれから望む未来は、次の世代を担う若者の支援者であり、プロとしての指導者であり、エールを送る母親のような想いが溢れていました。


あなたは何の担い手ですか?

「 励まし手 」

心の中に不安がいっぱいあると自分のいい所に気づけない。

意外とこんなイイところ、あるじゃん!に気づくと、もっと頑張れる。

頑張らないより頑張った方が楽しいかも!そう思うと、少しずつ自分を発揮できるようになる。

気持ちの持ち方ひとつで「明日ももうちょっと頑張ろう」が重なっていくと

自分ってこんなイイとこあるんだ!と気づき、他人に対して優しくなれる。

思いやりを持てる余裕ができる。

だから、私は誰かをちょっとだけ励まし続けていく担い手でありたいです。

未来手001 中村裕空


あなたは何の担い手になりたいですか?

僕は中学生になって陸上部に入り長距離をしています。

夢は箱根駅伝です。

長い距離を走るのはきついけど、走り終わった時はとても気持ちがいいです。

箱根駅伝に出て、応援してくれる人たちに喜んでもらいたいです。

そして英語が好きなので、話せるようになって世界に行ってみたいです。

福田淳子(ninaite)⇄中村裕空(miraite)

対談を終えて


多くの支えがあって仕事に恵まれた私、廊下を走ると古い校舎は揺れた。体操部も応援してもらえた。夕焼けがきれいだった。先生も売店のおばちゃんも懐かしい。私の原点を、今から諏訪で学ぶ人に話を聞いてもらえて、とっても嬉しかった。ありがとう!

福田淳子

夢は何ですか?と聞かれて、「箱根駅伝に出ることです!」と答えたら、「必ずなれるよ!裕空くんだから必ずなれる!」と言ってくれました。

夢を言うのはすごく恥ずかしかったけど、言ってみてとても嬉しくなりました。

福田さんは、自分の気持ちをちゃんと人に伝えることが大人になるために必要なことで、英会話が少しでもできると、世界がもっと広がって人生が楽しくなるよ!と教えてくれました。

僕は、勉強の中で一番英語が好きなので、もっと頑張って勉強して行きたいと思いました。

中村裕空




writing/cm NakamuraMichico

みんなが「 271te 」プロジェクト

多様な個性を活かせる社会づくり。その個性の上で次世代の担い手とは、一人一人の個性ではないか? 子どもたちにとって豊かな暮らしとは何か? 社会が活かしきれずに損失している子どもたちの個性という可能性を探る。

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