【009te】良香⇄日野叶一郎
みんなで271te project
009 担い手)久留米シティプラザでレッスン開講 良香さん
009 未来手)日吉小学校5年 日野叶一郎くん
ninaite 良香
職業はダンサー&振り付け師&エクササイズ講師。大学1年生まで久留米に居たが、1年間で全てを学び終えたと感じ(個人的)卒業。そこからダンサーとしての人生が始まり上京を決意する。現在は出身地である久留米と東京の2拠点を中心に国内外問わず全国各地で活躍。自らを「踊る人」と言うように、ダンスを通して表現される彼女の世界は見る人々の心に「表現」することの本質を想起させるものがある。
miraite 叶一郎
日吉小学校に通う小学5年生。普段は身体を動かすことが大好きな少年だが、マジックから音楽まで大好きなパワフル小学生。好きな食べ物はカレー、理由は飽きないからとのこと。深い。
諏訪中校区の思い出は?
※コミュニティマネージャー(以下CM)
CM「お二人とも諏訪中校区での思い出はありますか?」
良香(以下 良)
「ん〜。叶ちゃんは普段何して遊んでるの?」
叶一郎(以下 叶)
「普段は東町公園に行って遊ぶかな。後はKUHON(商店街の中にある飲食店)にも行く!お店に行くと友達も居るから。」
CM「良香さんもこの辺で遊んでましたか?」
良「私も子供の頃は東町公園に行ってた。公園に行ってターザンロープとかしてたなぁ。後はお金も持たずにデパートの屋上の遊園地みたいな所に行って追いかけっことかしてた(笑)。」
CM「へ〜。意外(笑)。」
叶「なんか中(室内)っぽい!!中っぽい(笑)」
叶「でも僕も中で遊ぶのが好き!学校に行ったら大体外で遊ぶけど、休みの日は家で色々する!今はゲームが壊れちゃったからマジックの練習とかする!」
良「マジックするの!?すごいな~。私の頃はそういうことするって発想なかったなぁ。」
ここから話は良香さんの学生時代の話へ
CM「良香さんはいつまで久留米に居たんですか?」
良「私は大学1年生まで久留米に居た。19歳まで。」
CM「大学1年に何があったんですか?」
良「普通の大学に行って、授業がつまらなくて辞めたの(笑)。やーめますっ!!て(笑)。」
叶「えー!?どうやって言ったの?」
良「校長室みたいな所に行って自分と合わないから辞めますって(笑)。」
叶「それで辞めれたの?えー本当に!?(笑)。」
良「うん(笑)。で、そこから踊りをやって東京の大学に移ったの。」
叶「じゃあ、僕も大学嫌になったらマジックの学校にいきたいな。」
良「やりたいことを見つけたら辞めても良いと思うよ。良いのかな?(笑)。」
自由な人生を送ってきた良香さんとの対談の中で叶一郎くんが普通の大人とは何かが違うということを感じてきた所で担い手の話へ。
担い手とは何ですか?
CM「では、これまでの話も踏まえて良香さんにとって“担い手”、この街での役割とは何ですか?」
良「私にとっての担い手、この街での役割は“贈り手”かな。何か一つ言葉を考えたんだけど。英語でgiftってあるでしょ。gがgiveで与える、iがinterestで興味を与える、fがfeelで感じてもらう、tがthinkで考えてもらう。考えてもらうことは私のことでも良いし、自分のことを考えて貰っても良い。自分の身体ってどうなんだろうとか?そういうモノを与える人。でも叶ちゃんも同じじゃない?」
CM「叶ちゃんは自分のことを街の中でどういうことをする人だと思う?」
叶「僕は知らない人にもマジックで笑顔をプレゼントしたいな!」
良「ほら一緒じゃない?叶ちゃんも表現者だね!!」
CM「ではお二人、今回の対談の感想をお願いします。」
良「同じ匂いを感じた(笑)。」
叶「こんなにも話が通じるんだなぁと思いました。」
CM「お二人ともありがとうございました。」
始まりは諏訪中校区に関わる大人と子供のふたりの話は気が付けば、表現するということを通してアーティスト同士の会話になっていた。
中でも最後の叶一郎くんの「話が通じる」という点は大変興味深く、この271 te projectの意義を感じる内容となった。街に関わるということに対して大人や子供に線引きは無いはず。対談によってその境界は取り払われ未来手は久留米で育った担い手を通して街に愛着を感じ、やがて担い手へと成長して行く。
対談を終えての感想
「話のわかる大人と話せてよかった」
そう感じてくれて、嬉しい。
きょうちゃんと私の共通点は、誰かの笑顔のために!というアーティスト魂があるということ!!
話をして、今を生きるこどもたちは、私たちの時代の頃と感じ方や考え方が物凄く進化してることに改めて気づいた。
彼の話は、今流行りの3D,4D(立体)化され、私に話してくれた。大人が語る場より、こどもたちがどんどん語れる場がこれから増えていけばもっと彼らの考えが立体感のあるものになると感じた。
良香
writing/cm sato akimu
0コメント