【010te】堤 美奈 ⇄前底 アイル
みんなで271te project
010 担い手)六ツ門町クホン勤務 堤美奈さん
010 未来手)金丸小学校 6年 前底 アイルくん
Ninaite 堤 美奈
山形で生まれ育ち、父の仕事の都合で久留米に移住。現在は商店街の中にある飲食店で働いて2年。小学校3年生の娘さんを持つお母さん。
Miraite 前底 アイル
金丸小学校に通う小学校6年生。身体を動かすことが大好きで沖縄の伝統芸能のエイサーをデイサービスやお祭りなどで披露したりもしている。大人相手にも自分の意見をはっきり言える少年。
ではお二人とも自己紹介をお願いします!
堤さん「堤 美奈です。小学校3年生の娘がいて、今はこのお店(商店街の中にある飲食店)でレジをやったり、食事を運んだりするお仕事をしています。」
アイル君「前底 アイルです。金丸小学校に通ってます。6年生です。」
諏訪中校区での思い出はありますか?
堤さん「いつもはどんなことして遊んでいるの?ゲーム?本を読んだり?」
アイル君「いつもは外で遊んでます。中で遊ぶのも好き!ボールを使う遊びも好きで、本はあんまり読まないかな。」
堤さん「そうなんだ!この辺でも遊んだりするの?」
アイル君「ん〜、小学校とか公園で遊ぶ。だから、この辺にはたまにしか来ないです。この辺で遊んだりしてましたか?」
堤さん「子供の頃は東北の山形って所に居たの。その時は室内で遊んだり、姉と劇をしたりして遊んでた。後、雪遊びもしてたよ。かまくらみたいなのを作ったり、雪合戦とか!この辺に来るようになったのは働きだしてからかな。」
アイル君「じゃあ、働く前はこの辺(商店街)との関わりは無かったんですか?」
堤さん「シティプラザが出来るまではこっちに来ることも余り無かったし、働き出してから商店街と関わるようになったの。」
ここでアイル君に堤さんに何か聞きたいことはある?と聞くと可愛い質問が
アイル君「小学校3年生の妹がいるんだけど、宿題に困ってる時があって…。(堤さんの娘さんは)宿題に困ってたりすることはありますか?」
堤さん「娘がマイペースでね。土日の前はやらないで日曜日になってから宿題やったりしているから、急かしたりするよ(笑)。アイル君は宿題どう?(笑)」
アイル君「僕も毎週の宿題が大変です。」
堤さん「そうだよね(笑)。」
二人の緊張感が解けてきた所で話を本題へ
ではお二人にとって担い手とは何だと思いますか?
アイル君「担い手は荷物を持ったりする人とか、リーダーみたいな人って聞いたけど意味がよく分からないなぁって思った。」
堤さん「私にとって担い手はすごい人じゃなくて、何か想いを伝える人なんじゃないかなって思うの。久留米には久留米絣って伝統があるじゃない?何かの仕事を絶やさないで、伝えたりする人。そんな人のことじゃないかな。大きな意味は無くて。」
アイル君「そうか〜。考え方って人それぞれだなって思いました。」
では対談を終えての感想をお願い致します。
堤さん「しっかりしているなぁて思いました。ボール遊びが好きだったり子供らしい所もあるけれど、自分の意見がはっきりと言えるんだなぁって。」
アイル君「初対面で恥ずかしかったけど、優しい人と初めてたくさん話せて嬉しかったです。」
お二人ともありがとうございました!
今回の対談で出た「想いを伝える人」というキーワード。それはリーダー的存在の人だけが担い手なのでは無くて、この街に関わる全ての人々が担い手なのだということを堤さんが言葉にしてくれたように思う。堤さんは分かりやすく久留米絣に例えて話してくれたが、伝わるものは技術だけでは無く誰かに優しくしてもらったという「想い」なのかもしれない。だとすれば、それは堤さんからアイル君へとそっと渡されたに違いない。
対談を終えて
堤 美奈さん
初めての小学生との対談。いつも突然で何も考える時間もなく、でもなんだか嫌では無い、良い緊張の中始まった。幼い頃を思い出し、風景や遊びが甦り、もっと想いや感触など話せば良かったと少し後悔。相手が男の子だったからかも。楽しい時間をありがとうございます。
writing/cm sato akimu
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